この記事では動画配信サービスの便利な早送り機能、『倍速再生』についてまとめています。
動画配信サービスをガッツリ利用するにはある程度時間が必要です。映画や海外ドラマをイメージしてもらうとわかりやすいですが、洋画なら短いものでも80分程度、海外ドラマも一般的に40分前後で1話という長さです。結構な時間が必要ですよね。
そこで本記事では視聴時間を短くできる早送り機能、『倍速再生』について「倍速再生とは」「倍速再生が利用できる動画配信サービス」「メリット・デメリット」の3つを軸にまとめてみました。
短い時間でサクッと見たいあなた、必見ですよ!
『倍速再生』機能とは
『倍速再生』機能とは動画の再生速度を1.1倍や1.2倍に上げる機能のことです。
これを利用すれば、ながーい映画も、追いきれないほどシーズンが出ているドラマもサクサク観れちゃうんです。視聴時間が長い作品はもちろんですが、隙間時間にサクッと観たいときに役立ちます。
ただし、倍速再生はすべての動画配信サービスで利用できるわけではありません。とにかくサクサク観たい!という時短なあなたは事前の確認が必須ですよ。
倍速再生一覧
動画配信サービス | 倍速再生対応 | 低速再生対応 |
---|---|---|
Hulu | × | × |
U-NEXT | ○ | ○ |
NETFLIX | × | × |
Amazonプライム・ビデオ | × | × |
dTV | △ | × |
DAZN | × | × |
※dTVはスマホアプリのみ倍速再生に対応しています。低速再生は一切対応していません。
『倍速再生』が利用できる動画配信サービス
『倍速再生』が利用できる動画配信サービスは数が限られていますね。さっそく利用できるサービスを紹介しましょう。
U-NEXTの倍速再生・低速再生はこうなっています!
動画配信サービス | 倍速再生対応 | 低速再生対応 |
---|---|---|
U-NEXT | ○ | ○ |
U-NEXTは倍速再生・低速再生の両方ができます。
再生速度は0.6~1.8倍までの幅がありますのでアプリで再生するスマホやSTB、スマートテレビなどで目的に合わせて調節可能です。
dTVの倍速再生・低速再生はこうなっています!
動画配信サービス | 倍速再生対応 | 低速再生対応 |
---|---|---|
dTV | △ | × |
dTVは『倍速再生』のみ利用できます。
速度は1.5倍と2.0倍を選択できますが、この機能はスマホアプリのみ対応している機能なので
STBやスマートテレビなどでは調節できません。
また低速再生には一切対応していないので注意しましょう。
『倍速再生』する方法
『倍速再生』できないからといって諦めるのはまだ早いです。
なぜなら、ブラウザ視聴できるパソコンの場合は拡張機能で速度調整が可能になるからです。
たとえば、ブラウザChromeの拡張機能「Video speed controller」をインストールすれば
3.50倍速の倍速再生から0.07倍速の低速再生まで簡単に調節できます。これを使用すれば倍速再生のないHuluやAmazonプライムビデオでも同じように利用することができます。
倍速再生機能ならこれだけ早い!
冒頭でもお話ししましたが動画配信サービスを楽しむにはある程度時間がかかります。
たとえば人気ドラマ「ウォーキング・デッド」の各話目安は約40~50分です。仮に1話50分として「ウォーキング・デッド」をすべて観ようと思ったら
1話50分×平均約12話×シーズン9 とすると…
※「ウォーキング・デッド」は2019年3月現在シーズン9まで出ています。
約90時間!なんと3日以上ぶっ続けで見ても終わらない計算になります。
これを通常の再生速度で追いかけるのはなかなか骨が折れそうですね。
海外ドラマファンなら思わずうんうんと頷いてしまう長さですが、時間がない時やはじめて視聴する方にとっては相当にインパクトのある時間ではないでしょうか。
それでもなんとか追いつきたい!時間をかけずに観たい!という方に便利なのがこの倍速再生機能というわけです。
もしも1.5倍速で「ウォーキング・デッド」をみれたとしたら、1話が約38分程度になるので丸1日近くも時間を節約できるんです。
時間を大切にするなら外せない機能ですね。
低速再生機能とは
『倍速再生』に対して低速再生という機能もあります。
これは単純に再生速度をスローにするというもので、じっくりと観たい、聴きたいときに役立つ機能です。
時短が目的の方からすればなぜ?というような機能ですがこれにもちゃんとした使い道があるんですが、それについては後ほど紹介しますね。
動画配信サービス「倍速再生機能」のメリット・デメリットは?
「倍速再生機能」は時間が無い!サクサク観たい!とにかく時短!という方の強い味方ですが、実際に利用するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
『倍速再生』・低速再生機能を利用するメリット
忙しい現代人にとって休める時間は貴重ですから、限られた時間を濃く使うことが出来る「倍速再生機能」は大変便利ですね。
これに対して低速再生のメリットは海外ドラマや洋画を利用したリスニングの練習ができる点です。
等速で視聴していると早すぎて言葉が聞き取れないなんてこともしばしば……。ですが、低速再生を利用すれば難しい言い回しや発音の難しい単語でも楽にリスニング出来るようになります。
また、リスニングだけでなく、料理番組や車のメンテナンスを扱うような番組でも、じっくりと手元を観れますので、何度も見返す必要がなくなりますね。
倍速、低速どちらも目的に合わせて使い分けられる非常に便利な機能といえるでしょう。
『倍速再生』・低速再生機能を利用するデメリット
『倍速再生』のデメリットは作品の「間」を楽しめないことです。
「間」が苦手、ストーリーを追えればそれでいいという方には関係ありませんが、映画もドラマもその作品の良さを引き出すために「間」を使います。『倍速再生』ではその「間」がギュッと短くなってしまうので、味気なく感じられるでしょう。
音声もややピッチが上がって聞こえますので独特のコミカルさも出てしまい、やはり作品本来の楽しみは半減してしまうでしょう。低速再生のデメリットも倍速同様に本来の「間」を楽しめなくなり、文字通り間延びした作品になってしまうことです。
ただ『倍速再生』・低速再生どちらも目的があって使用する機能なので、デメリットの方が勝ると感じられた方は、オリジナルの等速で楽しむことをおすすめします。
倍速再生まとめ
動画配信サービスをより便利に使える機能が倍速再生・低速再生機能です。
『倍速再生』では時短を主な目的としてしようできますので、映画のように視聴時間の長い作品やドラマをサクサク観れるのが特徴ですね。
それに対して低速再生ではじっくり視聴することができるので、リスニングやHow to番組を手元までしっかりと観られる特徴があります。
どちらも使用目的に合わせて利用できる便利な機能ですが、現状、アプリなどが対応しているサービスは多くありません。
もしパソコンで視聴するという場合は、ブラウザの拡張機能を使用して速度調整が出来ますので、どうしても速く・遅くしたいという方はパソコンでの視聴を検討してみるといいかもしれません。
最後に一覧を再掲しますので参考にしてみて下さい。
動画配信サービス | 倍速再生対応 | 低速再生対応 |
---|---|---|
Hulu | × | × |
U-NEXT | ○ | ○ |
NETFLIX | × | × |
Amazonプライム・ビデオ | × | × |
dTV | △ | × |
DAZN | × | × |
※dTVはスマホアプリのみ倍速再生に対応しています。低速再生は一切対応していません。
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